店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
米軍を自由に動かせる人と、胸三寸でミサイルを撃てる人、その二人がツイッターでやり取りするというのは、衝撃的でございました。年齢の割にはネットを抜け目なく使うトランプさんと、若くして国家の代表となった金正恩との組み合わせだからこそ、実現したのでしょう。
ツイッターのやり取りの前後に、秘かに裏のルートで、ひと言、声かけが有ったかも知れませんね。ツイッターだけで実現するとは、あまりにも漫画的でございます。しかし、思いつきでこれだけの行動が出来てしまう大統領の権限には、憧れさえ感じてしまうのでございます。与野党のやり取りで思考停止している日本の政府や国会に比べたら、この実行力は羨ましいばかりでございます。
そこに加えて、トランプ、金正恩、このお二人がどちらも「ハッタリ番長」であることも大きいですよね。ハッタリで生き抜いてきた人同士ですから、お互いに相手の腹の中が読みやすい。「ここまではハッタリだから大丈夫、でもこの線を越えたらヤバイ」というのが分かるのでしょう。
一番面白かったのは、トランプさんが北朝鮮側に入った後、二人して韓国側に歩みを進めたところ。韓国側で見守っていたマスコミやシークレットサービスの一団が、大騒ぎして退くところが世界中に中継されたのでございます。トランプさん、金正恩、どちらも気さくすぎて大笑いでございます。
3年前にトランプさんが大統領当選したときはいったいどうなるかと思いましたが、今思えば、この時期にこのトランプさんで「丁度良かったな」と思っております。トランプさんって言うのは、人種差別とか移民とかアメリカが根深く持っていて隠してきた「本音」を、さらりと口にした人でございます。その本音の毒々しさ、それが金正恩の直情的な毒々しさとバランスが取れているのでしょう。
トランプさんの言で、チョイト気になる言葉が。「短距離ミサイルは気にしない」って、オイオイ、自分の国にさえ火の粉が飛んでこなければいいのかい(笑)。まぁ、トランプさんらしいのでございます。北朝鮮の非核化に関しても、トランプさんは内心、「自分の所に飛んでこなければどうでもいい」と思ってるかもね。
さて、この歴史的イベントの陰で、淋しい思いをしているのは韓国と日本。まぁ、韓国はとりあえず三者会議に入れてもらえそうなので、まずは面目が保たれたか。しかし、日本は完全に蚊帳の外にされましたねぇ。当然と言えば当然。今の日本の政府は、未来を語っておりませんから。
日本は、北朝鮮に対して相変わらず「拉致問題解決」の一点張り。金正恩にしてみれば、「親父のツケを子供に回されても」って思ってるでしょうねぇ。日本は解決することばかりを主張して、この先どうするかを語らない。金正恩にしてみれば「使ぇねぇ国だな」と思ってるかもね。
同様に、ロシアに対しては「北方領土返還」の一点張り。ロシアにしてみれば、「戦争のゴタゴタで起きたこと。いい加減、歴史を受け入れたら」と思ってるかも。これもやはり、「返還」だけが目的となっていて、日本は未来をなかなか語ろうとしない。
おしん、10代前半の時に奉公先の米問屋で、読み書き・簿記・華道・茶道などの手習いを店の女将から受けるわけでございます。そして、実際に店を切り盛りし、茶の湯の持てなしをするカットなどをサラリと入れておく。何気ない、一見無駄に思えるシーンも後になって重要になってくるから、橋田脚本は気が抜けない
10代後半になって、おしん、東京へ出てくるわけでございます。男性から求婚されますが、男性の身内から「女に何が出来る、小作の娘が」と言われるわけでございます。そこで視聴者は、ヒヤヒヤと同時にワクワク。なぜなら、おしんが一介の小娘で無いことを知っておりますから。おしんの秘めたる実力が露呈するに従って、視聴者は「ほら見たことか!」とスッキリし、ドラマにのめり込んで行くことになる。
明らかに、東京編でのシナリオを考慮して、山形酒田編にネタを仕込んでおります。その他、幼少期、青春期で出会った人達が、「漏れなく」、その後のシナリオで絡んでくる。中島みゆきの歌詞ではないですけど、登場人物が上手に、そして無駄なく、縦と横に絡み合ってひとつの作品を形成しているのでございます。
さぁて、また、最近のドラマの愚痴をこぼすことになるのですが、どうしてもシナリオが緩くなるのは、キャスティングの問題ではないでしょうか。昔のドラマは、主役も脇役も、全てプロ。脚本家は思いのままに、性格の悪い役、いじめ役、敵役を設定できた。役者もその脚本に従って忠実に役を演じた。「おしん」のある女優などは、「○○県のイメージダウンになるから、その演技やめてくれ」とクレームが来たくらいでございます。
ところがですね、最近のドラマは、主役、脇役、全て、芸能事務所の大事な大事なタレントさんが出演していることが多い。そのタレントさんのイメージを悪くするような脚本は、どうやったって書けないし、書いたら事務所から注文が入るのは必至。結果として、「良い人」「一見悪そうだけど実は良い人」「悪い人だったけど終盤で良い人に変わる」なんて登場人物ばかりになっちゃったのでございます。
そして、タレントさんというのは、演技のレッスンを受けてない人が多い。当然、現場での撮影の進行が遅くなりがち。そこへ持ってきてスケジュールが厳しくて、撮影時間が限られていたりする。すると脚本家はどうするか? 脚本家は「深い演技をしなくてもいいシナリオ」を書くことになる。ありきたりな、笑う・泣く・怒る・喜ぶ、だけを組み合わせることで、話が進んでいくのでございます。
しかし、タレントが出ているというだけで、数字はそこそこ取れてしまう。つまり、ドラマの「安全な作り方」となってしまっているのでしょう。そこで、同じような図式で作られるドラマが量産される。「リスクを冒して無名な人を使う」という勇気が持てるほどには、製作現場に余裕が無いのでしょうねぇ。。
ここ数日で発覚したのですが、セブンイレブンのサイトで、第三者が勝手にパスワードを変更出来る仕様になっていたそうでございます。利用者の「メールアドレスと誕生日」が分かれば、第三者がパスワードを変更して乗っ取れるのでございます。
このメールアドレスと誕生日っての、フェイスブックとかで公表しちゃってる人も多いでしょうし、過去のデータ流出事件で巷に流れている名簿も多いはずでございます。言うなれば、「メールアドレスと誕生日」なんて個人情報は、いくらでも手に入る状態。片っ端から試して行ったのでしょう。
この被害、キャッシュレス支払い開始2日後の7/2には既に多くの事例が発覚している。ということは、もう初日からやられてますなぁ。きっと、この手の犯罪者には、この脆弱性は既知の事実だったのでしょうね。そして、手ぐすね引いて開始日を待つ。開始日以降も、セキュリティの穴が埋められる様子は無い。一気に犯行に及んだということでしょう。
元々このセブンイレブンのアプリ、ポイントを溜めてクーポンが使える程度の内容でございました。だからセキュリティも甘かったのでございましょう。その甘々の仕様のまま、クレジットカードを紐付けしてキャッシュレス支払いが出来る様にしてしまった。他系列のコンビニと足並みを揃えるために、見切り発車をした感が否めないのでございます。
日本は、交通系のカードの普及が進んでおります。あれだと、ピッとタッチするだけで決済が出来る。日本のキャッシュレス支払い、あれでいいじゃんね? どうして、わざわざ、スマホのロックを解除して、アプリを立ち上げ、バーコードを表示させたのを店員にスキャンさせる、こんな手間のかかる仕組みのものを推すのでしょう? 意味、分かんない。
セブンイレブンのキャッシュレス支払い、現段階では、かなりシステム的にヤバイです。導入を考えている人は、もう少し待った方がよさげです。セブンイレブンだったらnanakoカードが有りますし、なんでセブンイレブンはあれを推さないのかなぁ?
さて、今日は、もうひとつ、声を大にして言いたいことが有る! このキャッシュレス支払いの方法、いろんなのが乱立していて、混沌状態。どこの会社も自分の所へユーザーを取り込もうとして、尋常ではないポイント還元サービスをしております。20%還元とか、もう、大盤振る舞い。
ここでね、「あぁ得した、得した」と大喜びしていてはいけない。還元とは言え、早い話が「割引」でございます。この割引での損失はどこが補填する? 企業が自腹? 有り得ない。社員の給料が下がる? 有り得ない。ではどうなるのか。最終的に、消費者が何らかの形で「余分に支払う」ことになるのでございます。
この手の安売り合戦、ダンピング競争ってのは、必ず消費者にツケが回ってくる。直接じゃ無くても、回り回って、全然違う何らかの形で回ってくる。企業というものは、こういう時、絶対に損をしない仕組みってのを組み込んでいるものでございます。
昨日、最後の方で年金のお話をチョコットいたしましたが、それに関して少し補足したくなったのでございます。「年金払うのもったいない」と言う人を否定するような言い方をしておりましたが、そう言えば、ワタクシも20代前半のころは、思いっきりそういった発言をしておりました(ペコリ)。
若い頃は収入が少ないですからね。そして、ワタクシの若い頃から、すでに「年金は破綻する」ってぇ話は十分出ていたのでございます。ですから、なおさら、払いたくない。社会保険事務所に「収入が少ないので無理!」と言いまして、長いこと免除の申請をしておりました(実際に、奨学金の返済とかもしてましたからね)。
そんな前から「破綻する」って言われてたんですから、今さら「生活できるだけの年金を支払え!」ってデモをやっている人達ってのは、ワタクシからするとちょっと不思議でございます。だって、年金がそんな左うちわ出来るほどに支給されるものでは無いことは、とうの昔から自明だったからでございます。
年金2,000万円の騒ぎのときにもデモが起こりましたが、あの手のデモでワタクシがいつも感じるのが、「尻馬感」でございます。内容を吟味せず、問題の上っ面だけに食いついて「参加することに意義が有る」とデモをパレードか何かと勘違いしているヤカラがいっぱい。堀江貴文氏も、そんなところにカチンと来たのでしょうねぇ。
年金に関して、ここ30年での大きな変化と言えば、電子データ化でございます。戸籍の方も、ほぼ電子データ化しておりますしね。この二つがデータ化すれば、後はコンピュータで高速処理! と行かないのが現実でございます。お役所が別々だからですよね。あ~あ、ほんと、お役所仕事とはよく言ったものでございます。
ここで、強力な助っ人となるのが、国民に張り付けられた背番号、そう、「マイナンバー」でございます。コンピュータで処理するならば、個人を特定する「通し番号」は絶対必要。でも、このマイナンバー、ご存じの通り、実現までに散々反対されたのでございます。
おかしいでしょ。「年金の管理をしっかりやれ!」と言いつつ、その処理を円滑にするためのマイナンバーに関しては、「国民に背番号なんて、反対!」という意見が立つ。そして、この二つの意見を、同じ人が主張していたりもする。あぁ、矛盾、矛盾、矛盾。
今の若い人たちにとっては、年金の掛け金ってのは微妙でしょうねぇ。ただ、ひとつ言っておきたいのは、年金の掛け金で集まったお金は、「運用」されております。つまり、比較的リスクの少ない方法で増やしているのでございます。だから、この少子化の流れの中でも、何とか成立している。まあ、もうちょっと荒稼ぎする運用の方法も有るのでしょうが、リスクを考えてるんでしょうね。
お店にかかってくるお客様の問合せの電話、これは、ほんと、十人十色でございます。非常にせっかちで、女の子の名前だけ言って切ろうとするから、「アッ、お名前と来店時間は!?」と切れる前に慌てて聞き返すこともございます。
また、2人の女の子の名前が混じっている場合もございます(笑)。これは、どちらの女の子か特定しなければなりませんから、女の子の特徴とかを聞いて推理する名探偵カオルになる場合もございます。「前回入った子!」としか言わないお客様もいらっしゃって、そんな時は予言者カオルになったりもいたします。
まぁ、いろいろなお問い合わせが有るのですが、その中でも、非常によくあるパターンがございます。風俗受付アルアルなのでございます。多分、他のお店の受付の人も同様に「あるある」と共感されるのではないでしょうか。それは、こんなやり取りでございます。
お客様「○時で、空いている子を教えて下さい」
店 「○○ちゃんと□□ちゃんと△△ちゃんと◇◇ちゃんと...です。」
お客様「あ? ☆☆ちゃんは?」
店 「☆☆ちゃんは、次は●時のご案内になります」
ここでね、これはお客様の遊びのスタイルなので、ワタクシが意見を差し挟むなんて、あぁ何ておこがましいことだ、とは重々承知をしておりますよ。その上で、チョコット、ほんのチョコットだけ言わせて頂きますとね(くどかった?)、こういった問合せの場合、最初から女の子が決まっていた感じが強いのですよね。
つまり、ある程度、目星の子が決まっていながら、なぜが開口一番、全員の女の子の名前の列挙を希望されるのでございます。で、こういう場合、だいたい、お店のナンバー1とかナンバー2の子が本命だったりするのですが、当然、そういった子は既に待ち時間が発生している可能性が高い。ということで、先ほどのやり取りになるということ。
松屋の新製品、「麻婆豆腐定食」が登場いたしました。普段なら、発売してすぐに実食! となるワタクシですが、今回は、あまり食指が動かなかったのでございます。「朝から激辛かぁ」という思いも有りましたし、ワタクシ、松屋の「辛い」というのは、チョイトまゆつばなのでございます。
ということで、発売後、数日して、実食! ふむふむ、やはり、辛くな~い。松屋のメニューには「とんがらし×3」の表示、「最高に辛い」ということですが、むしろ「甘辛い」といった感じ。通常セットですと玉子が付いてきますが、もはや玉子を入れて辛さをマイルドにする程でもない。玉子はご飯にかけて、玉子かけご飯にして食べたのでございます。
いや、決して、この麻婆豆腐定食、嫌いなわけではございませんよ。ただ、ただ、ひとつ、文句を言いたい。そもそも、麻婆豆腐とは何ぞ? 麻婆豆腐の主役は何か? そう、湯豆腐の主役が豆腐であるように、麻婆豆腐の主役は紛れもなく「豆腐」。麻婆豆腐で自らの空腹を満たそうとする者は、まず、「豆腐に魂を奪われている」のでございます。
結論から申しますとね、豆腐が少ないかなぁ。そして、小さい。けっして豆腐がメインではないのでございます。これが残念。これは思うに、松屋の食の美学が「ご飯とみそ汁」を主軸にしているからではないだろうか。つまり、おかずである麻婆豆腐が、主役のご飯の座を脅かしてはいけないという概念、それ故、おかずはあくまでも「ご飯のお供」であることを強要されるのでございましょう。
そう、豆腐が主役の麻婆豆腐は、それだけでお腹を一杯にさせるだけの圧倒的な質量的存在感が有るのでございます。仮に、もしご飯を添えるとしても、ほんの少し、箸休め程度で十分。つまり、豆腐メインの麻婆豆腐というものは、「主食」にもなれる存在なのでございます。
では、松屋の麻婆豆腐を見てみましょう。豆腐の量は少なめで小さい、その代わり、茄子や粗挽き豚肉、ニラといったものが多め。そして、辛さはちょっと抑えてある。フムフム、いかにも、ご飯の上にかけたくなる様なフォルムでございます。ちょっくら、ご飯にかけて一緒にほおばってみましょうか。
まぁ、何と言うことでしょう。程々に辛さを抑えていたのは、白米の甘さとの微妙なバランスを取るためだったのか! そして、口の中で弾ける豚肉や茄子、ニラが、食感と味わいにアクセントと変化をもたらす。小さめに切られた豆腐は、決して他の食材を邪魔することなく小さく砕けていく。
テレビ欄で、ふと、「はるな愛のナントカダイエット」的な文字を見つけまして、興味本位でその番組を見てみたのでございます。まぁ、なんということはない、ダイエット食品のテレビショッピング番組でございました。
でもね、その番組内で、あの、はるな愛が、ポッタンポタンのお腹を披露していたのでございます。サイズを測ると、ウエスト100cm! おぉぅ、ワタクシといい勝負でございます(ワタクシはもう少し大、はるな愛に勝った! いや、喜んでいる場合じゃない)。はるな愛が、そのダイエット食品で10kgの減量に成功したというのが、その番組の売り文句でございました。
そのダイエット食品がどうのこうのというお話ではございません。ワタクシが感心したのは、はるな愛が、ポッタンポタンのお腹を引け目もなく堂々と晒していたこと。いやぁ、開き直ってますねぇ。むしろ、清々しささえ感じる。開き直りの妙でございます。
その番組をみて、「はるな愛ちゃんみたいに、ワタクシもあの製品でダイエットしよう!」...とは思わなかったわけで、「あぁ、はるな愛ちゃんもあんな感じかぁ、安心、安心」と、安心してしまったわけでございます。と言うか、ポッテリのはるな愛さん、摩訶不思議な色気があったのでございますよね。
縄文時代の土偶って、ふっくらとした体型をしておりますでしょ。古来より、女性のあるべき姿、理想像というのは、ふっくら体型だったのでしょうね。ポッテリはるな愛も、色気と言うよりは、母性を感じさせるポッテリでございました。まぁ、ニューハーフに「母性」ってのもおかしな話でございます。長年、ホルモン療法を続けているからでしょうか。
ここのところ、深夜のスポーツ観戦が続いてクタクタでございます。昨晩は女子サッカーワールドカップの決勝。なでしこ相手に勝ち抜いたオランダが、あれよあれよという間に決勝まで登りつめておりました。あの時、もし、なでしこがオランダに勝っていれば、代わりになでしこが決勝の場にいたかも...スポーツで「もし」はいけませんね。
そして、今日の深夜は、ウィンブルドンの錦織圭。これも、眠たい目をこすりながら、最後まで見届けましたよ。しかし、テニスってやつは、ほんと、ヒヤヒヤしますね。何かのはずみで、それまでの絶好調からガラガラガラッと崩れ落ちることもございます。メンタルが大きく影響するのでしょうね。
ウィンブルドンの試合は、「ユニホームは白」と決められているそうでございます。錦織圭も白一色。対戦相手も白一色。小さなテレビ画面だと、見分けるのが大変! 帽子とハチマキみたいに違っていたら、まだ分かりますよ。でも、両者とも同じだと、ウカッと相手選手を応援していたりするのでございます。4Kテレビだと、分かりやすいのかなぁ。
応援で思い出しちゃいました。いや~な思い出を。それは、高校生の頃の話でございます。ワタクシ、ブラスバンドに所属しておりました。高校のブラスバンドというのは、高校野球の応援に駆り出されるわけでございます。スタンドで演奏するのですよね。地区予選の行われた熱田球場に初めて行ったときのお話でございます。
1年生だったワタクシ、大太鼓を無理矢理やらされたのでございます。大太鼓ってのは、演奏的には簡単。ラクチン、ラクチンと思いながら気軽に演奏しておりましたが、その時、ワタクシは、大太鼓だけ特別な「任務」があることを知らなかったのでございます。
味方のバッターがヒットとか打ちますよね。すると、大太鼓を景気づけに「ドン、ドン、ド~ン」と叩くわけでございます。演奏をしていない時は常に試合を凝視し、この景気づけドンドンド~ンをするというのが、大太鼓だけに与えられた重要な任務なのでございます。
ただね、敵も味方も白いユニフォームで同じような姿。胸に高校名が入っているけど、スタンドからは何とも確認しづらい。そもそも、野球のルールというのは十分に把握しておりませんでした。そこで、ワタクシ、どうやったか? よく分からないので、とりあえず、グラウンドで何かが大きく動いたら、ドンドンド~ンを連発しておりました。
するとですね、その内、他の部員の冷たい視線が時々ワタクシを指すのでございます。そして、スタンドで観戦していた野球部OBらしき人が、血相を変えてワタクシの元へ詰め寄ってくる。「何やってるんだ! かせ!」と言いながらワタクシが持っていたバチを取り上げて、自ら大太鼓を叩き始める。その瞬間、ワタクシは大太鼓の任務から更迭されたようでございます(笑)。
これは、現在発売中の『月刊シティヘブン東海版』でございます。この雑誌についております割引チケットをご利用のお客様も多いですよね。で、このシティヘブンが、今月、つまり7月末発売の号を最後に、休刊となる模様なのでございます。
この雑誌に、当店は広告を入れております。その広告原稿、いつもワタクシが制作して入稿しております。その原稿の締め切りが、シティヘブン発売日の1ヶ月前。ですから、今月末に発売の号の広告原稿は既に6月末に入稿済みでございます。
しかし、その次の8月末発売の「シティヘブン」の原稿の依頼と言うか申し込みは、無いのでございます。かねてより、シティヘブンが休刊になるのではないかと噂されておりましたが、原稿の申し込みが無いところから、この休刊は決定的な様子でございます。
普通、雑誌の休刊と申しますと、売り上げ不振がよくある理由。しかし、このシティヘブンに関しては、別の理由の様でございますよ。近々、コンビニ各社が店頭にエロ雑誌を置かなくなりますが、それが根本的な理由とのことでございます。
もっとも、スポーツ新聞などもかなりエロな記事がございますが、新聞の様に普通の記事も載せていればOKなのでしょう。全ページ、エロエロなシティヘブンの場合、コンビニから消えるのは必至。かと言って、今さら書店販売は期待出来ない。ということで、休刊となるみたいでございます。
午前中に出かけておりまして、その帰りしな、滅多に入らないコンビニへふと立ち寄ったのでございます。店内に入ると、何やらデッカイ看板が立てかけてあり、そこには「ナポリタン」「東海限定」の大きな文字が! 店に入るなり、妙にそのナポリタンに興味を持ち、じっと眺めておりました。
すると、すぐ横にいた店員さん、その看板を指し示しながら、しきりのそのナポリタンをワタクシに勧めるのでございます。ワタクシ、ニッコリ笑ってお店の奥に入り、そのナポリタンを探しておりましたら、先ほどの店員が満面の笑みを浮かべながらワタクシのすぐ横に居るではございませんか。
探しているワタクシに、「あ、これです、ナポリタン」と教えてくれたのでございます。そして間髪入れず、「今、この『カニかまマカロニサラダ』も、大変人気なんですよね」とワタクシに勧めてくる。あ~、特別イケメンな店員でもないのですが、もうね、その笑顔にやられてしまったのでございます。ナポリタンとカニかまマカロニサラダ、お買い上げ~なのでございます。
お客の顔色を盗む技術、軽快なテンポで商品を売り込む押しの強さ、完璧な笑顔、ワタクシ、「プロのコンビニ店員」に出くわしたのでございます。いや、その鮮やかな手口には感服! 滅多に行かないコンビニなので分かりませんが、多分、多分、あの人は、本部から送られてきた販促要員なのでは?! と、勝手に想像しているのでございます。
まぁ、その時のワタクシの格好は、頭はボサボサで顔はスッピン。眉毛が無いので、かなり恐~い顔のはず。以前、その格好でルイ・ヴィトンの名古屋支店に入って行って、散々な冷たいあしらいを受けた覚えがございます。ワタクシの「世を忍ぶ仮の姿モード」にも物怖じすることなく満面の笑顔で近づいて来たコンビニ店員、彼こそ「プロフェッショナル」でございます(スガシカオの曲を脳内補完してね)。
そうそう、ナポリタン、美味しかったよ。薄焼き玉子の上に麺が乗った名古屋独特のスタイルのナポリタンでございます。ただね、名古屋の喫茶店ってのは、ナポリタンを熱々の鉄板で出してくるのでございます。鉄板の上で薄焼き玉子を作り、玉子が固まる前に別で炒めたナポリタンを乗せますので、麺と玉子が混ざり合う、まさしく「融合」するのでございます。
お店の店主を20年近くやっております。これまでに入店そして退店と当店を通り過ぎて行ったニューハーフ、女装子、男の娘は、何十人かあるいは100人以上になるのではないでしょうか。こういったお仕事ですから、中には特異な過去を経験してきた人や事情を抱えている人も時々ございました。
経験や境遇ってのは顔つきに表れるわけでございまして、野生動物の様なギリギリした目の新人さんが入って来ますと、「あぁ、いろいろ騙されてきて『ここでは騙されないぞ』と気を張っているのかなあ」と思ったりいたします。
また、口角も目も眉も垂れ下がった、実になさけないお顔の人だったりすると、「いろいろうまく行かなくて、完全に自信を無くしちゃってるのかな」なんて想像いたします。多分、自分で気がつかずにそういう顔にしてしまっているので、なおさら物事がうまく運ばなくなっているのでしょう。
人気商売ってのは、「売れ筋の顔」ってのがございます。しかしですね、内面にいろいろ抱えている人達のお化粧ってのは、その心情を反映するようなメイクをわざわざしちゃうわけでございます。多分、そうした方が落ちつくのでしょうね。でも、それでは売れ悩むことになる。メイクの仕方など、売れ筋の顔に誘導したりいたします。
と同時に、とにかく「笑うこと」を指導したりいたします。微笑みですよね。「笑顔は最大のお化粧」と言い聞かせたりもいたします。しかし、この微笑みの指導が、意外と苦戦することが多い。顔が固まっているのでございます。表情をあまり変えない生活が長く続き、顔の表情筋が偏って発達しているのかもしれません。
新人さんが「売れ筋」から外れている場合は、メイク、立ち居振る舞い、声など、こうやって根気よく指導・誘導するわけでございます。勘の良い子なら数ヶ月で見違えるほど変わって、あか抜けて来る。すると写真写りも良くなり、お客様に選ばれることも増えてくる。リピーターも増えてくる。売れ筋に乗ったわけでございます。
しかし、中には、半年とか1年とか迷走してしまう人もいる。そして、自分の不器用さに心が折れて、諦めてしまったりもする。人気商売、接客商売ってのは、持ち前の「センス」に因るところが大きいのでございます。もちろん、無いセンスを努力で補って成功なんて事例もあるわけなので、管理者としては油断出来ない。
ギラギラした目が丸く柔らかくなってきたり、自信なさげにしていた人がキリリとした眉毛を引き始めたりすると、少し安心するものでございます。ただ、レベルアップしてもそれがすぐに結果として表れないのが、このお仕事の辛いところ。お客様の来店間隔が数週間~数ヶ月と長いからでございます。
【週間実話割引】 期間:7/11(木)〜7/17(水) 7/11(木)発売の週間実話か 当店の広告の切り抜きで オールコース¥1,000割引 ※他クーポンと併用OK
以前も申し上げたのですが、昨今の祝日大サービス増量政策、キッチリ休める人は連休が増えるのですが、年中無休とか24時間営業とかで、そんな祝日、関係無い人も多いのですよね。つまり、「祝日格差」がドンドン広まっているわけでございます。
松屋が、とうとう、うな丼を始めたのでございます。どこぞの名店が監修しているとは言うものの、ファーストフード店の調理器具を考えると、まぁそれほど期待していなかったのでございます。それよりもねぇ、せっかく始めるのなら、作り方をキッチリ指導しないとねぇ。
松屋のうな丼、2回ほど食べましたが、どうにもタレが少なすぎる。うなぎを乗せた後に「もうひとかけ」というのをしてないっぽい。そして、うなぎが裏返しに乗っていたりする。外人の店員さんで、「うな丼」なるものを見たことも食べたこともないのでしょうね。
でもね、これは明らかに、本部が作り方の細かい指示を出してないですよね。店員さんが「見よう見まね」で作っているっぽい。う~ん、ツメが甘いねぇ。すき家、吉野家、なか卯なんてのは定期的にうなぎをメニューに入れておりますので、はやり、ノウハウが伝承されているっぽい。一方、松屋の「名店監修」の肩書きは、末端の厨房にまでは反映してないようでございます。
セブンイレブンのキャッシュレス支払いが、相当のザル仕様だったことが、次々と判明しております。専用パスワード2種を新たに用意し、自分の手帳にしかそのパスワードをメモしなかったなんて人も、不正利用されちゃってます。これは完全に、システムがハッキングされておりましたねぇ。そして最悪なのは、そのシステムがハッキングの痕跡すら追及出来ない仕様だったことでございます。
さて、今日はセキュリティのお話から始まりましたが、お店にもセキュリティはございますよ。と言っても、鍵とか戸締まりって話ではございません。「人間関係のセキュリティ」でございます。まずは逸話として、ワタクシが歌舞伎町のショーパブで働いていた頃のお話をいたしましょう。
当時、と言っても25年くらい前のお話ですが、歌舞伎町には「老舗(しにせ)」と言われるゲイバー・ショーパブが何軒かございました。老舗って言うくらいですから、どのお店もお互いにお付き合いが長く仲が良い。それで、各お店の店長・ママさんが毎週末に集まって、麻雀をするのが恒例行事となっておりました。
え? これがセキュリティと何の関係があるのかって? まぁまぁ、お聞きなせぇ。麻雀っていいますと、ひとつテーブルで何時間も向かい合っております。当然、世間話のひとつやふたつ、みっつや十や百、するわけでございます。するってぇと、これまた当然、お店の話、お店の従業員の話に花が咲いたりいたします。
各お店の首長同士が仲が良いってのは、従業員にとってはチョイト困った事もございます。「抜け駆け」が出来ないのでございます。こっそり他のお店の面接を受けに行ったりすると、その翌週にはバレてる。首長同士で情報交換してますので、お店で何かトラブルを起こして退店したときなんてのも、その詳細が他の全店舗に筒抜けになっております(笑)
つまり、日頃からコミュニケーションを取り合うってのが、一種のセキュリティになるってことでございます。これは、昔ながらの近所づきあいが防犯に役立つってのと同じ原理でございますね。今申し上げたのは、店舗間のセキュリティでございましたが、この理論は、店内の人間関係にも有効なのでございます。
だいたいどんな団体にも、人を揉めさせるのが好きな人ってのは居るもので、Aさんの所へ行っては「Bさんがあなたの悪口を言っていた」と告げ、Bさんへは「Aさんが(以下同じ)」と言う。そんなトラブル製造器が居たとしてもですよ、もしAさんとBさんが密にコミュニケーションを交わしていれば、そんな妄言に振り回されることも無いのでございます。
これは、仕事上の接点の多さとは別に、仕事帰りにみんなで居酒屋へ寄りチョイト一杯なんてのも、十分にセキュリティの一環となるわけでございます。では具体的に、普段からコミュニケーションが多いと何が変わるのでしょうか? それは、「不信感のしきい値」が高くなるのでございます。
人というもの、常に何らかの「不信感」を抱きながら他人と接しているものでございます。しかし、頭ごなしに疑ってかかるわけにもいかず、かと言って性善説で信用しきる事も出来ず、だいたい、不信感のグレーゾーンで人付き合いしているものでございます。グレーゾーンですから、些細な事で針がレッドゾーンへ振れたりもいたします。「不信感のしきい値」が高いということは、多少針が振れても、なかなかレッドゾーンへは行かないという事でございますね。
同じ出来事でも、しきい値が高いと「相手に何か事情があった? 自分の勘違い?」といった思考に流れる。ところが、しきい値が低いと「騙されてる? 何か企んでる?」といった方向へ思考が流れていってしまう。不信感のしきい値が低い人間関係ってのは、トラブルメーカーのご馳走なのでございます。
これは世間一般論ですが、最近は若い人が他人とコミュニケーションを取りたがらなくなってる。会社帰りにみんなで居酒屋へなんてシチュエーションも少ないのではないでしょうか? で、ネットとは密接に繋がってる。いやぁ、不信感のしきい値、ダダ下がりだと思いますけどねぇ。
明日は一年に一回の、ピアノの調律の日でございます。ということは、すなわち、ワタクシは、今晩、徹夜で自室の大掃除をやる事になるのでございます。調律師のおねぇさんが、部屋に入って来ますからね。半分物置と化したワタクシの自室、そのままでおねぇさんに見せるわけにはいかないのでございます。
部屋の中で、かなりのスペースを取っているのが、山積みされた古雑誌でございます。『Newsweek』『Newton』『Mac Fan』などがかなりの量、溜まっております。あと、コミックの類、大判の童話の本、新刊書などもそれなりの量がございます。
雑誌は、読みたい記事が有ったら購入し、とりあえずその記事だけ読んで、後の記事は暇な時に読みましょうと積んでおく。そして、そのまま鳥取砂丘の砂の様に堆積していくわけでございます。なかなか捨てられないのは、そのほとんどが未読記事だから。そうやって、3~5年分が溜まっていくのでございます。
ここで、近藤麻理恵さんの「ときめき片付け方」の登場でございます。1年未満の雑誌ですと、ま~だ少し心がときめく。だから捨てられない。しかし、3年とか5年経ちますと、もはやときめきなんて蒸発しておりますので、捨てる決心が付く。まぁ、拾い読みして積むという読書法がそもそもいけないのですが、近年、文章を読むスピードがガタンと落ちまして、ついついそうなってしまうのでございます。
なんとか、積むものは積み、捨てる物は捨て、掃除機をかけて、雑巾がけ。早朝までかけて、調理師のおねぇさんを迎え入れる準備でございます。そして、無事調律が終わると、これまた1年かけて自室のエントロピーは徐々に徐々に増大していき、そして、来年の今ごろ、また夜通しかけてエントロピーを最小にする作業の繰り返しなのでございます(笑)。
ワタクシ、本には非常に執着がございまして、小さな文庫本や漫画本ですら、きっちり取っておかないと気が済まない。いつの日か、「あ、あの本、どこにあったっけ?」とか「あの本の、あそこに書いてあったはず!」と探すことになる確信があるのでございます。そうやって、かつてのワタクシの実家の本棚は、膨大な本で溢れかえっておりました。
ところが、母親が亡くなった後、無人となった実家を、ワタクシ、空家賃を払いながら1年以上も放置しておりました。すでに今のお店をオープンした後だったので、寝泊まりはお店の近くの部屋で過ごしておりました。なんか無気力になって、ほったらかしてしまったのですよね。
いつまでも空家賃を払い続けることも出来ず、業者に頼んで、家財道具全部を処分してもらったのでございます。当然、本棚の膨大な書籍、雑誌類もでございます。その時は、もったいないとも惜しいとも思いませんでしたねぇ。それくらい、気が抜けてたんでしょうねぇ。
2~4週間先までの出勤予定をアナウンスしている風俗店ってのも、きっと少ないですよね。ただ、どうしても「予定変更」というものが出てきてしまうのが、世の常でございます。当店の場合、当店の出勤をお客様がかなり信頼して下さっているということも有りまして、コンパニオン一同、予定変更を最小限にするべく、頑張ってくれております。
また、ワタクシがコンパニオンをありがたく思っている事は、お客様の予約が既に入っている日に関しては、体調不良でも無い限り、そのお客様のご予約を絶対に裏切らないように努力してくれることでございます。前々から楽しみにしていて、当日コンパニオンがお休みだったなんてことになったら、ショックですものね。そのお客様の気持ちを、コンパニオンが汲んでくれているのだと思います。
当店が年中無休を続けているのも、同様の想いからでございます。ワクワクと胸躍らせお店まで来たら不意の臨時休業とか、こんな淋しいことはありませんものね。と書いておりましたら、小学生の頃、バスを乗り継いで中日球場(今のナゴヤ球場)まで行ったのに、「グラウンドコンディションのために試合中止」なんてことになってて、トボトボまたバス乗り継いで帰ってきたなんてのを思い出しのでございます。
タイトルが、『新生オトコノコ時代ー性処理系女装男子公開生贄』。147分収録のDVDが付いておりまして、定価¥3,100(税込)となっております。いつものように、当店ご利用のお客様には、特価¥2,600(税込)でご提供いたします。
まず、本誌の内容をサラッとご紹介いたしましょう。最近はオールカラーの薄手のムックばかりとなっておりますが、これはちょっと厚めの160ページ。その内、半分がカラーグラビア、残り半分が漫画・文芸中心の白黒ページとなっております。
ムックの中に漫画や文芸部分が有るのってのは、久しぶりで懐かしいのでございます。画像によるダイレクトな興奮もよろしいですが、文字から伝わるジワジワした興奮もなかなかのものでございますよ。隅から隅までじっくり楽しみたいと思う人には充実感溢れるムックでございますね。
では、DVDの方をご説明いたしましょう。基本、市販映像のダイジェストと思っていただければよろしいかと。出演者は、かなり出来上がった美形の子もいれば、真性の素人さん風の子もおります。全ての子に共通して言えるのは、とにかくアソコが大きいということ。ただ、インタビュー部分がちょっと長めなので、「147分収録」はちょっと割り引いて考えた方がよろしいかも。
現在放送中の朝ドラ『なつぞら』は、アニメ制作会社がその舞台でございます。京都で起きた事件を考えますに、ドラマを見ていても、昨日までのようにすんなりと楽しめなくなっているのに気がつくのでございます。楽しいドラマのはずなのに、なぜかヒヤヒヤしてしまう。それほどに、凄惨な事件でございました。関係者・ご遺族の方々には、お悔やみを申し上げます。
今日は、この事件のことではなく、ドラマの出演者に関するお話。今、ワタクシが注目しているのは、「福地桃子」さん。なぜに注目しているかと申しますと、この人、「白」とか「善」といった方向への振り幅だけでなく、「黒」「悪」という逆方向への振り幅もそこそこある感じ。この、「逆方向へ大きく振れられる」能力は、役者として重要なポテンシャルなのでございます。
どこでそれを感じたか? 福地桃子さんが、怒り心頭でおでん屋の暖簾をくぐって入ってくるというシーンがございました。その時の、オーラというか空気が、ムラムラとした怒りを発していたのでございます。セリフを発するまでもなく、入って来た瞬間に空気が変わった。顔つきだけでなく、全身で怒りを表現しているからでございます。おこがましくはありますが、ワタクシ、「この人は才能がある」と思ったのでございます。
この方、哀川翔さんの娘さんだそうでございます。それを知って、納得いたしました。哀川翔さんの、あのちょっと尖った空気を感じ取りながら育った娘さんなら、そりゃぁ当然でございましょう。なぜ逆側に振れる能力が重要かと申しますと、「バックスイングの理論」でございます。腕を後ろに引くから、速い球が投げられるという理屈。演技も同じなのでございます。
役者の子供ってのは、小さな頃から「役者の極意」を親から仕込まれている可能性が高いのでございます。なぜ、そんなことを断定できるかって? だって、ワタクシの母親は松竹の女優でしたからね。ワタクシも、小さな頃からいろいろ言われて育ったのでございます。
ワタクシの祖父は新派の女形。その娘であるワタクシの母親は松竹の子役から女優になる。その後女剣劇に移り、日本舞踊は師範代。女優辞めてからは小料理屋の女将。これが母親の略歴でございます。また、女優か女将の時代に、ゲイバー遊び(当時はシスターボーイか)を、かなりしたのではないかと想像できる発言も、ワタクシ数多く母親から受けております。
そんな母親ですから、テレビドラマを見ていても、さんざん演技論を息子のワタクシに吹っかけて来るわけでございます。踊りのシーンが有れば、その踊りを寸評する。そして、空前のニューハーフブームが始まると、画面に登場するニューハーフをことごとく批評するのには驚いた!
実際にワタクシがニューハーフになった時にも微塵も驚かず、飲食店に勤め始めたワタクシに女将時代の思い出話をすることも時々ございました。まぁ、しかし、ワタクシがニューハーフになったあとは、母親の色々な言葉が、全部、活きてくるわけで、なるようにして成ったという感じでしょうか。
「役者は親の死に目に会えない」と、母親は何度もワタクシに言ってましたねぇ。多分、母親自身にそういう体験が有ったのかもしれません。ワタクシはこの言葉で、幼少期から、総合芸術である舞台の「責任感」をしっかり植えつけられたような気がいたします。
「踊りは目で踊れ、演技は背中で演じろ」、これも母親の言葉。あと、「ハッタリも実力の内」なんてのも、よく聞かされましたねぇ。ほぼ「ニューハーフ評論家」となっていた母親ですが、不思議に、ワタクシの評論をいたしませんでした。まぁ、そんな事を言ったら親子げんかになると思ったのか、あるいは親のひいき目なのか、今となっては分かりませんけどね。
金曜日の朝、NHKの『あさイチ』に、久米宏さんが出演されておりました。ワタクシ、『ぴったしカンカン』『ザ・ベストテン』で育った世代ですから、きっちり見させていただきましたよ。スタジオ内のピリピリ感が、見ているワタクシにも伝わってきたのでございます。NHKも肝っ玉が小さいねぇ。
久米宏氏、「政府に首根っこを掴まれているNHKは、民営化しろ」なんて言ってましたが、民営化したらしたらで、今度はスポンサーに首根っこを掴まれることになるだけで同じ事。日本のマスコミの一番の問題点は、「同調圧力」なのでございます。まぁ、何を報道しても、どの局も同じ内容。いつもいつも、呆れるのでございます。
全てのマスコミが同調してしまうということは、マスコミの「自浄作用」が働かないということでございます。マスコミ同士で他社を批判してこそ、そこにチェック機能が働く。今の日本のマスコミはその自浄作用が全く無いので、センセーショナルな話題があがると一挙同調し、煽りまくるだけの報道になってしまう。戦前の大本営発表と、何ら変わらないのでございます。
土曜日に、宮迫博之さん、田村亮さんの謝罪会見が行われたのでございます。反社会的組織と一緒に撮影した写真は、一枚は吉本興業のスポンサーだったために安心して出席したとのこと、もう一枚はキャバクラでトイレから出たところを囲まれて写真を取ることになったとのこと。もちろん、この本人の釈明も確証があるわけでは無いのですが、少なくとも、写真週刊誌の掲載した写真の信憑性はかなり揺らいだのでございます。
なぜマスコミ全社が同調してしまうか? それは各社がそのブームに「乗り遅れない」ようにしているからでございます。本来なら、「本当なのか?」「確証は?」といった議論がマスコミ間で成されるべきなのでございます。しかし今の日本のマスコミは、「何を書けば(映せば)、売上(視聴率)が上がるか」で行動することになる。結局、自分の足で取材する手間ひまを惜しみ、ブームに「只乗り」することばかり考えている。
ここでね、記事の書き方ひとつで、いくらでもその内容は操作出来てしまうという恐ろしさも、その記事を読む日本国民全員が認識するべきでございます。例えば、その宮迫博之さんの写真も、「反社会勢力との繋がりがある芸人○○」という見出しがつけば、その写真はその様に見えてくる。逆に「偶然撮られた写真に、あの犯人が写り込んでいた!」なんて見出しだと、全く違った印象になってくる。
参院選の投票日、小雨の中、朝一番に行ってきましたよ。まぁ蒸し暑い朝でございました。それに加えて、閉めきった投票所の室内が、これまたムンムンの蒸し暑さ。投票の間、ワタクシ、顔から流れ落ちるような滝の汗でございます。なんか、不審者と思われなかったか心配でございました。
与党が過半数なのは、まぁ想定内。3分の2まで行くかなぁとも思いましたが、チョイト足りませんでしたね。どちらにせよ、な~んにもワクワクしない選挙でございました。投票所では若い人の姿もありましたが、投票率は相変わらず低かったようでございます。
気になったのは、重度障害者を立候補させたれいわ新選組。その重度障害者2人が、比例代表で当選したようでございます。ワタクシ的には「この人達が国会へ行ったって何も出来ないし、この人達の意見を代弁する人が国会へ行けば良いのでは」とも思いますよ。まぁしかし、旧態依然の多い国会が多様性を受け入れる良い前例になればと思っております。
そのれいわ新選組、急ごしらえにもかかわらず多額の募金を集め、政党としての体も成さない集団が、2人も送り込んだ。本来ならば大変な偉業のはずなのですが、各マスコミは進んで取り上げようとはしませんねぇ。あの山本太郎という人に、そこはかとない胡散臭さが漂うからでしょうか(笑)。
久米宏氏がニュースステーションのキャスターになったとき、原稿を片っ端から分かり易くそして短く書き直したそうでございます。視聴者との距離を縮め、説得力を高めようとしたのでしょうね。山本太郎氏の演説にも、そんな説得力がございます。公約はデタラメなのですが、その説得力の有る語勢についつい引きつけられるのでしょうね。
この人の能力、悪く使うと霊感商法や詐欺師に走るなんてことにもなるのですが、政治家の道を選んで良かったかも。顔つきも、どんどん政治家的なタヌキ顔になって来てますねぇ。ただ、この人の独善がいつまでも通用するとは思えませんので、どこかで進路変更する時期がやって来るのかもしれません。
すぐさまレジを点検モードにいたしまして、レジ内の現金を確認! レジの金額は合っておりますので、ワタクシが落としたのではない。とすると、会計の際、お客様がポロッとやらかしたのでございましょう。こういったお店へいらっしゃるお客様は、緊張しているのが常。よく有ることでございます。
タイミング的に疑わしきお客様は3人。幸いにも、まだ3人とも店内にいらっしゃいます。しかし、もしお客様が帰ってしまったら、この1万円札をお返しする機会は完全に失われてしまう。タイムリミットは残りわずか! 名探偵カオルンは、落とし主を突き止め、見事お返しすることが出来るのか!
どうやって、落とし主を特定するか? 名探偵カオルン、その1万円札に「特徴の有る曲がり癖」を発見したのでございます。三折財布の折り目とも違う、きっちり折られているわけでもない、緩やかなカーブを描いて、大きなS字状に湾曲しているのでございます。
そこでカオルン考えた。落とし主が持っていた他のお札にも、同様の湾曲が有るはずでございます。再びレジを開ける。レジの中のお札の順番を変えないようにして、一枚ずつ確認していく。有った! ございました。レジの中で伸ばされやや湾曲は弱くなっておりますが、特徴的なS字が顕在な千円札が! 二つの点と点が、線で繋がったのでございます!
先ほど、レジの中を掻き回さないようにして調べたのは重要。レジのお札の重なり順で、お客様を特定出来るからでございます。カオルン、レジでのやり取りを必至に思い出す。しかし、三歩あるくと忘れる鶏の脳みそ。落とし主の究明は、困難を極めるのでございます。
ただ、ここで幸運だったのは、手がかりが千円札だったということ。当店の会計、千円札はそれほど動きが少ない。そしてさらに幸運なことに、千円札10枚で会計をされたお客様がいらっしゃったのでございます。さすがに鶏の脳みそのカオルンでも、これは覚えていたのでございます。
疑わしき3人の中で、千円札のやり取りが有ったのはそのお客様だけ。確定でございます。あとは、お返しするだけ。ちょうど、担当のコンパニオンが部屋から出てきたので、いきさつを話し、何気にお客様に聞いてみるようにお願いする。コンパニオンワトソン、大活躍でございます。
戻ってきたワトソンが言うには、お客様にも心当たりが有るとのこと。しかも、そのお客様、財布を持たず、お金を丸めてポケットに入れていたそうでございます。そう! あの不思議なS字状の曲がり癖は、丸めてポケットに入れていた跡だったのでございます。
吉本興業という会社は、芸人くずれ、いや失礼、もとい、元芸人だった人は絶対にマネージャーとして採用しないそうでございます。以前、何かの情報番組で見た覚えがございます。岡本社長の会見、それがアダになりましたねぇ。
芸人ってのは人前に出ることに慣れておりますので、腹が据わっているのでございます。宮迫博之、田村亮二人の会見は、実に堂々としておりました。弁護士からの助言も有ったのでしょうが、声の抑揚やスピードなど、よく抑制された堂々とした話しっぷりでございました。
人というのは、緊張するほどに動作や話し方が早くなるものでございます。恐かったり不安だったりするから、間が持てないのでございます。これは、音楽や舞台でもよく有ること。そこで、物を言うのが、舞台度胸。舞台であえてゆっくり動くというのは、相当な度胸が必要なのですよね。
それで、芸人二人の会見と岡本社長の会見、明暗が分かれましたね。もし吉本興業の社長が芸人上がりだったら、また違った結果になっていたかも。堂々の互角の会見をやり遂げ、この問題はますます泥沼化していった可能性もございます。まぁ今回は、一気に芸人側に形勢逆転となったのでございます。
また、岡本社長は謝罪の大原則を踏んでいなかったのでございます。もうね、これがダメダメ。宮迫博之さんは、「保身のために嘘つきました、全責任は私に有る」と早い段階で明言しております。一方、岡本社長は、「(恫喝は)冗談でした」とお茶を濁してしまった。会見が5時間半にも及ぶ長丁場になったのも、岡本社長のこのお茶濁しが原因の様なものでございます。
フッ化ナントカの事実上の禁輸措置、これで韓国が怒り心頭。まぁ、その前に日本も堪忍袋の緒が切れておりますけどね。で、WHOじゃなかったWTOに提訴の大騒ぎ。ワタクシ、この提訴、ごくごく慎重に考えておりますよ。ヘタこくと、日本、やられますよ。
長年、韓国は世界中に被害者面を訴え続けております。世界中にネットワークを持つ韓国のロビー活動が、今、さかんにその被害者意識を後押ししております。一方、日本は「安保上の理由」とは言っておりますが、徴用工問題の報復なのを誤魔化しているのは明らか。
アレレ? 吉本興業の対立と、さも似たり。芸人が真摯に訴えた姿は、説得力が有りましたよねぇ。「冗談だ」と誤魔化した岡本社長の言は、もう、何を聞いても信用出来ない。そう、このフッ化ナントカの問題では、日本があの岡本社長の立場に追い込まれるということも、十分に有り得るのでございます。
世界が、それほどまでに日本の肩を持ってくれるとは思わないほうが良いのでございます。むしろ、かつての日本の植民地であった韓国に同情票が集まる可能性もある。世界中に慰安婦像が増殖している現実をご覧なさい。真実がどうで有ったかなどお構いなく、韓国ロビー活動が作り上げた韓国に都合の良いシナリオが世界を席巻しているのでございます。
ここで、もうひとつの事件が起こったのでございます。中国とロシアの戦闘機が、編隊を組んで日本海そして竹島上空を侵犯したのでございます。日本と韓国の戦闘機がスクランブル発進をいたしましたが、肝心の竹島上空へは日本の自衛隊機は入っておりません。竹島の空を守ったのは、韓国の戦闘機なのでございます。
まぁ、これは、今、日本の自衛隊機が竹島上空に入りますと、それだけで大問題になりかねない。日本は「固有の領土」なんて言いつつも、その固有の領土の空は韓国に守られている。それを日本は「抗議」するというトンチンカン。日本以外の全ての国には、「韓国が自国の領土を命がけで守っている」という風にしか見えないのでございます。
竹島は、明らかに韓国の「侵略」。日本は「不法占拠」なんてきれい事を言っていてはいけないのでございます。ただ、日本には日本の理屈がある様に、韓国にも韓国の理屈がある。元から、境界の曖昧な地域だったのでございます。韓国は朝鮮戦争以降、戦闘状態が続いている国、「欲しけりゃ力尽くで取り返しな」という原理で動いております。「専守防衛」で身動きの取れない日本の、足元を見られた感もございます。
ワタクシ、何度も「北方領土は返ってこない」と申し上げておりますが、竹島も同様でございます。日本はこれらを「取り返す」事ばかりを念頭に置いているので、時間ばかりが無駄に過ぎてしまう。これらは、交渉のカードとして使うべきなのでございます。
ここでひとつの案なのですが、どうせ戻ってこない竹島なら、くれてやりましょう。その「今後、竹島を日本の領土として主張しない」という宣言の見返りに、徴用工問題、慰安婦問題もチャラにする。被害者への補償は韓国国内でやってもらうのでございます。もちろん、反故にされないように、綿密にありとあらゆる想定を網羅した条約を交わすのは言うまでもないこと。これまで、「大まかな」条文で交わしているから、スキを突かれるのでございます。
ここで、「日本のメンツがぁ」とか言い出してはいけない。75年前に何があったかなんて、真相を追及しても藪の中。「やった」「やらない」を議論しているから、いつまで経っても進展が無いのでございます。歴史の検証なんて、各国ごとに独自の見解があってもいいのでございます。感情論は置いといて、「取引で眼前の問題をリセットする」こと、それが肝要であり、それが「外交」なのでございます。
ベビースターラーメンでございます。でも、ただのベビースターラーメンじゃぁござんせん。株式会社おやつカンパニーが総力を結集して作り上げた、おつまみ用大人のベビースターラーメンなのでございます。そして、この「えだまめ塩味」、これこそが、最近、ワタクシを魅了しまくっていたおつまみなのでございます。
「枝豆の風味+塩」という味付けでございましょうか、比較的さっぱりしたテイストでございます。他のおつまみ系ベビースターラーメンには、「ピリ辛チキン味」「激辛チキン味」なんてのもございますが、どうも「辛味」というのは飽きが来やすい。やはり、飽きの来ない「塩味」というのは、食べ物の王道なのでございます。
ところがですよ、ちょっと前から、このえだまめ塩味が、コンビニからパタッと姿を消したのでございます。「再入荷するかなぁ」と見守っておりましたが、その気配も無い。ネット検索でも全くヒットしない。どうやら、季節商品だった様でございます。かろうじて、Amazon で「最後の一箱」というのをゲット!
10個入りで、¥2,890。ちょっと高い気もするが、背に腹はかえられない。次はいつ会えるか分からない「えだまめ塩味」、大事に、大事にいただくことにするのでございます。もしコンビニで売れ残っているのを発見しましたら、迷わずお買い求め下さいませ。超オススメでございます。
このベビースターラーメンですが、昔ながらの「バラバラ状態」のものの他に、平たくつながった「きしめん状態」、円筒形に固めた「ボタン型」がございます。きしめん型やボタン型といった「ひとかたまり」になったベビースターラーメン発売には、次の様な逸話があるそうでございます。
ある主婦からおやつカンパニーに、クレームが入ったそうでございます。子供がベビースターラーメンを食べ散らかすから、掃除が大変だとのこと。確かにあのバラバラの麺は、大人でもこぼしやすい。おやつカンパニー、そのクレームを受けて、バラバラとこぼれない「ひとかたまり状」のベビースターラーメンを開発したのだとか。
これね、物は考えようで、「ベビースターラーメンは大きな知育効果が有る」なんて言い方も出来たのですけどねぇ。そもそも、「もろく壊れやすい不規則な形のものをまとめて持つ」という作業、これがいかに人間的で知能の必要な作業であるかということでございます。ロボットでは出来ない。人間の微妙な指先の使い方そして力加減がなし得る、奇跡の動作なのでございます。
それを袋の口からすり抜けさせ、落とさないように口に運ぶ。空間認識能力の訓練になるのでございます。また、そこそこ大きな口を開けないと、口の中に入れられない。あごの筋肉の発達に役立つのでございます。まぁ、何と言うことでしょう、ベビースターラーメンを食べると、頭が良くなるのでございます。
夜、なかなか寝つけなかったので、子守唄代わりに『朝までテレビ』を見てた、と言うか、聞いておりました。あの番組に出てくる人は、みんな早口ですねぇ。頭の回転が速いからなんでしょうけど、それを踏まえて、もう少しゆっくり話した方が説得力が増すと思いますです。
今、年金とか防衛とか様々な問題を日本は抱えていて思うのですが、ワタクシ、はっきり言いますよ、「日本は、壮年期、中年期を通り越し、初老期に入りかけている」と断言するのでございます。エッヘン! 国が初老を迎えている、これを国民全員が受け入れなきゃいけないのでございます。
根本的な原因は、人口の減少でございます。年金制度・保険制度、どちらも順調に人口が増加していて初めて成立する仕組みになってる。人口が減り始めてるんだから、破綻するのは当たり前。その当たり前のロジックを理解出来ず、制度そのものを無能呼ばわりする国民の何と多いことか!
今の日本に必要なのは、「初老を迎える『覚悟』」でございます。覚悟とは、受け入れる勇気。もうすでに「ジャパン・アズ・ナンバーワン」ではなくなっている日本は、それを堂々と受け入れ、いかに準備万端整えて初老に突入していくか、それを国民総出で考えるべきなのでございます。
自分の国を「初老期」と言うのも淋しいことですが、このまま人口減少が続けば、数十年後には間違いの無いこと。世の中の意識や仕組みを変えるってのは、数年あるいは何十年もかかることもある。世の中が意識し始めてからでは全く手遅れ。今から、その何十年か先を考えて、確実に手を打ち始める、それが肝要でございます。
でもねぇ、少子化問題を訴える人は多いですけど、自分の国が初老期を迎えているとまで言っちゃう人は、まぁワタクシくらいですからねぇ。「国が初老期」、ショッキングな言葉ですが、これくらい言わないと、事の重要性が伝わらないと思うのでございます。
もちろん、日本の初老期突入を回避する方法が無いわけではございませんよ。でもそれには、国民全員が危機感を持ち、ある程度の共通の認識(コモンセンス)を持つことが必要でございます。するとですね、75年前の日本のスローガン、「産めよ増やせよ」「欲しがりません勝つまでは」なんてのを思い出しちゃうわけですよ。軍国主義下のスローガンではありますが、今の日本にも当てはまっちゃうのは何とも皮肉でございます。
まずは、女性が安心して子供を産める、子供を育てられる、育てながら働ける、という環境が急務でございます。さらに、未婚女性が既婚女性と同じくらい安心して子供を産めるという制度も必要。これはフランスがお手本。フランスはシングルマザーを優遇することで、人口低下に歯止めをかけるのに成功しております。
あとは、年金とかは、国民全員が我慢、我慢でしょうか。制度を存続させるのなら、それを受け入れるしか無い。廃止あるいは改革するにしても、結局誰かが損をかぶることになる。全員がウィンウィンの改革なんて、物理的に有り得ないからでございます。
あとね、日本の初老化の原因になってるのは、年功序列と終身雇用。昔の「年期がものを言う」職人主導の時代は、中年・熟年が中心でものづくりをしていた。だから、年功序列や終身雇用がピッタリ合っていたのでございます。しかし、ITの時代になると、今や世の中を動かしているのは20~30代の若い人たち。しかし、年功序列のために、その一番働いている人達の給料が一番安くなってる。これが問題。
世の中を動かしているのは20~30代、けれど、つまんない決定権や権力を中年~熟年が持っているために、日本という国は初老に突入しているというお話を、昨日はいたしました。この構造で、今、気になるのは、NHKの受信料とJASRACの楽曲使用料の徴収問題。制度と現実が乖離した徴収方法に腹を立て、NHKをぶっ潰そうなんて政党も出来たのでございます。
音楽にせよ映像にせよ、今は極端な「薄利多売」時代に突入しているのでございます。なぜかというと、ネットで視聴できるから。パッケージがいらない、流通費や人件費がいらない、品切れがない、ネットはコストがほとんどかからないのでございます。しかも市場は全世界。単価が安~い商品でも、全世界で「ポチッ」としてくれれば、膨大な利益になるのでございます。
にも関わらず、NHKは「受信機一台に一契約」なんて、全国にテレビが数千台しか無かった時代の制度を相変わらず引きずっております。JASRACも相変わらず、めぼしい飲食店やホテルに狙いを定め、個別に当たって徴収するという「見せしめ商法」。今は音楽教室にロックオンして裁判沙汰になっております。NHKとJASRACに共通するのは、徴収が人海戦術だということ。あぁ、古くさい、古くさい。
N国党が、「NHKがスクランブル化するのなら、改憲賛成派になってもいい」と明言いたしました。うん、これは良い戦略。ただ、こう大っぴらに発言しちゃうと、自民党も反応に困るでしょ。こういうのは、赤坂の料亭でコッソリ取引ってのが相場なんじゃないんですか? N国党も、タヌキ度が足りませんなぁ。
でも、NHKのスクランブル化で、受信料問題のほとんどは解決しちゃうはず。その代わり、世界の流れに従って、受信料はかなり安めの設定に。もちろん、ニュースと天気予報と番組案内は、ノンスクランブルですから、安心あれ。とにもかくにも、不公平感がなくてそれほど高額でなければ、相当数の契約が見込めるはず。
一方、著作権の使用料は、一度JASRACに納められたお金を、JASRACがアーティストに配分するという方式。これが、昔から不透明すぎる。飲食店のBGMの様な不特定の楽曲に対する使用料は、まぁこういった徴収の方法が致し方ないとは思います。
しかし、例えば、ユーチューバーが自分の映像に曲を使いたいなんて場合、この場合は、楽曲も再生回数も特定出来るのだから、再生された分だけ徴収し、なおかつ楽曲使用料は直接アーティストに届けられるというシステムも可能になるのでございます。
もちろん、楽曲使用料からほんの微額がJASRACに手数料として流れるという仕組み。微額でも、何億回と再生されれば巨額になる。しかもアーティストに確実に使用料が渡るということで、不透明感もない。ユーチューバーが自分の好きなアーティストを応援するために、楽曲使用料で応援するということも出来る。
最新の技術を使えば、スマートでオープンなシステムをいくらでも組めるのに、そうならない。決定権や既得権益を、ずっと年輩の人達が持っているからでございます。こんなバカで無益な停滞が、日本の大手家電メーカーなどでも起きてて、かつて世界を席巻した日本の家電メーカーは今や周回遅れで、存亡の危機を迎える会社も出てきております。
iPod なんて、本来はSONYが一番近い場所にいたのですよね。ウォークマンという世界的ヒット商品を持ち、かつ、CBSソニーという音楽事業もやってた。つまり、ハードとソフト、両方を持っていたにもかかわらず、「音楽配信」という新しい流れを経営陣が全否定し、完全にAPPLEに先を越されたのでございます。
暑くて、暑くて、もう、連日、大変。この時期は、高齢者など、暑さにやられてポックリ、なんてことが、多いそうでございます。なんでも、人間の体というのは、暑さよりも、湿度にやられてしまうとか。う~ん、分かりますねぇ。
掃除機をかけるときとか、普段は全ての窓を全開にして、風通し良く、塵・芥、みんな飛んでけぇ~って感じで、掃除機をかけておりますが、最近は、そんなことをやりますと、掃除機をかけている途中で、気分が悪くなってくる。もうね、命に関わるので、この暑い時期は、エアコンフル回転の中で、掃除機をかけております。
午前中とか、動き始めると、ネッバネバのスライム汗が、待ち構えていたかのように、ジト~と、にじみ出てくるのでございます。この汗が、超不快、そして、匂いも強め。ガンガン動き回りまして、このスライム汗を、絞り出してしまう。ひと仕事終えた後、シャワーを浴び、着替える。すると、その後から出てくる汗は、サラサラ汗なので、ございます。
だから、この季節は、Tシャツが毎日、最低でも2枚必要。ヘタすると、3~4枚のシャツを着替えることもある。そんな、汗かき体質ですから、着替えの際にも、ちょっとした秘訣が、ございます。シャツを着るとき、背中にタオルを一枚、挟んでおくので、ございます。
ワタクシ、歌舞伎町の『ShowGirl』というショーパブで働いていた頃、客寄せのために猿の着ぐるみを着て歌舞伎町を練り歩いた事がございます。ボーイさんがやってたのを見て、「私もさせてよね」とムリクリやらせてもらったのですが、これがこれが、ハンパない重労働でございますよ、あれ。
とにかく暑いのは当たり前なのですが、空気の循環が悪く息苦しい。そこへ持ってきて、視界が非常に狭く、乗り物酔いの様な状態になってくる。たかだか5・6分来ているだけで、ほんと、水をかぶったように、汗をビッチャリかくのでございます。
視界が悪いので近づく車に気がつかず、危うく着ぐるみのまま轢き殺されるところでございました。そんなワタクシを、同僚がゲラゲラ笑ってますしね。もうね、シャレになりませんよ、あれ。着ぐるみのハードさを考えると、亡くなられたのも無理ないかなぁと思っちゃうのでございます。
さて、ちょっと早めですけど、月間予定表が更新されております。今回はお盆休みが絡んでおりますので、少しでも早い方が良いと思いまして、早々のアナウンスでございます。8/31(土)まで、予約可能となっております。
先日、れいわ新選組、N国党に言及いたしました。泡沫候補扱いをしてほとんど報じなかった日本のマスコミは、まだまだ既成概念の枠を飛び出せないでいるみたいですねぇ。今日はね、この二つの小さな小さな政党(両方とも、政党要件に達しました)の「何が」有権者の心を引いたのか、ワタクシなりの解釈をひもといていくのでございます。
大勢から支持されるような人を、「カリスマ」なんて申します。では、カリスマとは何ぞや? 言動や技能が練達していればカリスマなのか? 確かにそれは必要条件かもしれないが、十分条件ではない。人が誰かを信用し「この人に付いていこう」と思うとき、そこには理屈や練度を超えた、「ある力」が働きかけているのでございます。
それは、「感動」というヤツでございます。理念や思想に、「同意」することはございます。それが自分の境遇と重なれば、「共感」に至るでしょう。この同意・共感のプロセスは、まぁ日常生活ではよく有ること。この先に、「信頼」という高位がございます。この高位に到達するかどうかは、「感動」が決め手なのでございます。
でも、れいわ新選組の公約は理論を欠いたデタラメ、N国党の公約はひたすらNHKのスクランブル化を訴えるだけの薄っぺらいもの。それがどうして、感動を呼んだのか? ここでね、想像してみて下さいませ。小さな子供が一生懸命やっていることって、感動的でしょ。そう、感動とは、理屈じゃなく、「息づかい」なのでございます。必至に一生懸命やるときの息づかいが、感動を呼ぶのでございます。
そう考えますと、両党とも、公約はごくごく庶民的な内容。分かりやすい言葉で訴え、同意、共感は非常に得やすい。それプラス、捨て身の選挙演説、これが功を奏したのでしょう。捨て身と言いますか、N国党の場合は常識外れな演説ではございました。しかし、今の多くの政治家が忘れている、「分かりやすさ」「情熱」を持っていたために、あれほどまでの票を獲得したのだと思います。
歴史的に有名な政治家、独裁者を思い出してみて下さいませ。例外なく、それぞれ、魅力的な「息づかい」をしているのでございます。そして、大衆を魅了したその息づかいは、時として、歴史を間違った方向へ誘導する場合もございます。それはもちろん、「カリスマ」というものにとって、練達が必要条件であって十分条件ではないことの証明に他ならないのでございます。
月初め割引 期間8/1(木)~8/7(水) オールコース¥1,000割引 フロントで「ツキハジメワリビキ」と言って頂くか クーポン画面を提示して下さい ※他クーポンと併用可能
8/7(水)に当店の広告が掲載されている『週間実話』が発売されるのですが、その号、実は合併号となっておりまして、その次の発売日が8/21(水)となるのでございます。その結果、8月の「週間実話割引」は、8/7(水)から8/20(火)までと2週間の期間がございます。1冊購入して、それを期間中に数回使うということも可能でございます。
【週間実話割引】 期間:8/7(水)〜8/20(火) 8/7(水)発売の週間実話か 当店の広告の切り抜き持参で オールコース¥1,000割引 ※他クーポンと併用OK
最後にもうひとつ。以前よりアナウンスしておりましたが、『月刊 CityHeaven』が現在発売中のものを最終号として休刊の運びとなったのでございます。それでですね、この月刊CityHeavenにも割引チケットが付いておりますが、このチケットの期間が「年末まで」となっております。
CityHeaven本誌には、10枚のチケットが綴じ込まれております(表紙には「105枚」とありますが、印刷ミスでしょうねぇ)。この最終号のチケットもご利用下さいませ。まぁ、このチケットの期限、当店では元よりあんまり厳密にチェックしておりません。先月号とかその前とかのチケットでも、今年の年末までは使えると思っていただいて結構でございます。