店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
名古屋薫はテレビっ子でございまして、必然的に、この欄はテレビの話題が多くなるのでございます。毎週土曜日に楽しみにしているドラマがございます。「トットてれび」。満島ひかりさんは、ほんと芸達者。『ど根性ガエル』での「あまりにも完璧なぴょん吉」には本当に驚かされましたが、今回の「いかにも黒柳らしい」演技も、見応えがあるのでございます。
で、本日のテーマは、その「黒柳徹子」さん本人。実はワタクシ、幼少期の頃から、黒柳さんの大ファンでございました。東ハト提供の子供向けクイズ番組の司会を黒柳さんがしておりまして、小学低学年のワタクシは、その番組に毎週くぎ付け。しかし、ニューヨーク留学のために降板されるのを知ったときには、大泣きしたものでございました。
クイズ番組はリニューアルされて続きましたが、ワタクシは主人を待ち続ける忠犬ハチ公の様に、毎週、毎週、その楽しくもないクイズ番組(東ハトさん、ゴメンナサイ)を見続けたのでございます。それも、黒柳さんが最後のシーンで、「また戻ってくるからね〜」と手を振って叫んでいたから。もうね、ちいさな子供相手に、戻ってこられないのに「戻ってくる」なんて言ってはいけませんよ。罪作りでございます(プン、プン)。
黒柳さんの何とも説明のしようがない魅力は、その「天然さ」ではないでしょうか。純粋で作為のない言動が、多くの人の共感を呼ぶのかもしれません。実は、人気商売、特に風俗でも同じようなことがございまして、天然っぽくてちょっとボカンとしたような子がバカ売れするということが、よくございます。美人とか、テクニックがあるとか、そういったことも重要な要素ではあるのですが、それらを凌駕する、人智を越えた、天性の「引力」のようなものを持っているのですよね、そういう子は。
ですので、そういった天性を持っているこの場合、多少ヘンテコな写真でも、それをお客に「選ばせてしまう」という不思議な吸引力を持っているのでございます。もっとも、舞台ではワタクシも似たような経験はしております。全く同じ事をしていても、目立つ人と埋没する人が必ず出てくる。舞台の場合は、身長の差やスタイル、リズム感などのちょっとした差で違ってくると予想できるのですが、風俗の場合は「写真」ですからねぇ、「引力」なるもの、まか不思議なのでございます。