店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
ネットからアプリをダウンロードしたり、あるいはパソコンにソフトウェアをインストールしたりするとい、小さな文字の長~い文章が表示され、「同意しますか?」なんてボタンが現れますよね。あの長~い文章、あなたは読む派? 読まない派?
今日のお話は、アプリのお話ではございません。この時期になるとヒロシマ・ナガサキの話題になり、そして新聞やテレビで取り上げられるのが「核禁止条約」の話題でございます。日本は今年も「不参加」ということで、いろんな人がいろんな意見を言っております。
この核禁止条約、核兵器を保有している国は参加しておりません。また、NATO(北大西洋条約機構)に加盟している国も不参加。あと、オーストラリア、韓国も参加をしておりません。つまり、アメリカの「核の傘」に入っている国は参加していない、いや正確に言うと、参加出来ないのでございます。
核禁止条約は、「自国が核兵器を開発・保有しない」という取り決めだけでなく、「他の核兵器保有国への支援」も禁止しているのでございます。これは、日本とアメリカの場合、日米安全保障条約と矛盾してしまう。困ることになるのでございます。NATO加盟国も同様の理由で、核禁止条約に署名することは出来ないということ。
つまりね、核禁止条約なんてそもそも矛盾を抱えた「ムチャ振り」なわけ。署名出来るのは「アメリカとのしがらみ」が無い国だけ。そもそも無理な物を押しつけてるゴリ押し条約であって、ワタクシ、言いますよ! 核禁止条約は「欠陥品」でございます。
こんな欠陥を秘めた条約なのに、これを推し進めた ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞するとか、ノーベル賞も笑止千万。明らかに政治的配慮で受賞させてる。まぁ平和賞はいつもそうだから、今さらとやかく言うのもなんですけどね。
ICAN のあざといところは、いや「あざとい」という語を使うと問題だな。ICAN の賢明なところは、実際の被爆者を登場させたこと。「人道」的に主張したのでございます。これでは、署名しない国がまるで「非人道」なことをやっているような印象を持たれてしまう。う~ん、あざとい、いや賢い。
でね、核禁止条約の条項が変えられず、そしてアメリカとのしがらみが継続し続ける限り、アメリカの傘の下にいる国は永遠に書名不可能。マスコミはこのメカニズムを理路整然と報道すべきなのに、テレビも新聞も感情論ばかり。ICAN が行ったイメージ操作にやられているのでございます。