店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
2週間程前に、NHK朝ドラ『スカーレット』に関してお話をいたしました。チョイト迷走はしているものの今後の展開が楽しみだとその時は申し上げたのですが、どうやら、そんな淡い期待は裏切られそうでございます。
陶芸家が主人公なのですが、残り2ヶ月を残して、その陶芸の成功譚は早々と締めくくってしまいました。モデルとなった陶芸家「神山清子」さんの息子さんは、若くして白血病で亡くなられております。終盤の2ヶ月分の話を、その闘病ドラマ、そして骨髄バンク創設でクライマックスを迎えるのだと、勝手に思い込んでおりました。
しかし、どうもそんなドラマチックな展開にはならない感じがしてまいりました。残り1ヶ月というこの段階で、主人公が登場しないスピンオフドラマが、1週間分、本編の途中に挿入されるみたいでございます。スピンオフドラマは、脚本家も違う人が担当とのこと。本編の中にスピンオフ挿入。前代未聞の出来事なのでございます。
前回のお話では、「朝ドラの迷走は、大河ドラマの撮り直しが影響しているのでは」と申しました。これに関して読者さんから、「大河は東京制作、今回の朝ドラは大坂制作だから、関係ないはず」というご指摘を受けました。ということで、大河のしわ寄せという線は、どうも無さそうでございます。
ワタクシ、舞台経験が有るので、脚本家・演出家の内心も何となく察することが出来るのですが、最初から狙ってこんな迷走したドラマを作ろうとする訳がございません。様々な事情が折り重なって、苦渋の選択をした結果なのではないでしょうか。では、「どんな事情が有ったのか?」ということでございますよね。