店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
風俗嬢の一般常識として、「香水を付けない」「ネイルをしない」ということがございます。いや、「ございました」と言った方がいいかも知れませんね。これは、お客様に匂いを付けない、お客様の体に傷を付けないといったことへの配慮でございます。ところがですね、この香水とネイルが、お店の中でちょっとしたブームになったことがございます。
もう何年も前のことですが、ある売れっ子コンパニオンが、ゴテゴテのネイルを施し、強めの香水を使っていたことがございました。ワタクシとしては柔らかく注意をしましたが、何となく気まずい雰囲気。注意されたことがご不満な様子でございました。ここで、2つの考え方が出来るのでございます。
その結果、「たまたま」でも「真似」でもないのは確実。では、本人の価値観は? ワタクシの価値観では、「お客様に香水の匂いを付けるくらいなら、汗臭いままの方が良い」という考え方。でも、そのコンパニオンにとっては多分、
なんて考察をいたしますと、「そのまま放置」というのが最良の対応だということに、行き着いたのでございます。その子はそれでうまく行っているのだから、あえて触らないという事ですね。ただ、全てにおいて、これが当てはまるわけではございません。
その売れっ子コンパニオンの真似をする、ちょっと苦戦しているコンパニオンがございました。その子は人気を出したい一心で、売れっ子の真似をしていたのでございましょう。この子の場合は、ワタクシはネイルや香水をしないように注意したのでございます。売れっ子とこの子では、ベースとなる条件が違うからでございます。
以前から時々お話しておりますが、売れるコンパニオンというのは、独特の「引力」を持っております。ですので、多少の「不可」が有ってもそれを補って余りある「可」を持っているのでございますよね。でも、その「引力」を持っていない人が形だけ真似をすると、「可」が少なく「不可」ばかりになってしまうのでございます。